葛根湯の密度、比表面積測定例(乾式自動密度計)

葛根湯の密度,比表面積測定例

葛根湯は多成分の生薬が入った医薬品です。 葛根(カッコン),麻黄(マオウ),大棗(タイソウ),桂皮(ケイヒ),芍薬(シャクヤク),甘草(カンゾウ),生姜(ショウキョウ)が主成分です。製造メーカによっては添加物等に違いがあります。
ここでは市販の葛根湯(顆粒状)2種を対象として密度(乾式自動密度計アキュピック,10cm3モデルを使用),比表面積(トライスター)を測定し,開封直後と開封後2日間経過した後の試料の比較結果をご紹介します。

測定試料 (市販品)
No.A:添加物記載なし。
No.B:添加物記載あり。

測定結果(経時変化)

乾式で密度測定を行うアキュピックは同じ試料を繰返し測定できるので試料の経時変化を見ることができます。また水分の影響を受けやすい試料でも浸液の影響を考える必要がなく,微量の試料で精度の高いデータを得ることができます。