ゼリー強度(ブルーム値)の評価(小型卓上試験機)
ゼリー強度(ブルーム値)の評価
平成25年5月31日に日本薬局方の一部が改正され,薬食発0531第3号にて施行されました。その中でゼラチンのゼリー強度(ブルーム値)を求める試験方法が記載されており,テクスチャーアナライザーによるゼラチンの評価試験が要求されています。
薬局方の規定に基づいた試験方法にて,ゼリー強度試験を行いました。ゼリー強度試験はJIS K6503でも規定されており,同様の試験治具をご使用いただけます。
IQ/OQへの対応も可能です。詳細はお問い合わせください。

ゼリー強度評価試験治具


プランジャーがゼラチンの表面を検出するトリガー試験力を1gとし,表面検出から正確に侵入距離4mmの変位を与えました。プランジャーがゼリー表面から離れる際の粘着性なども評価いただけます。
- 試験速度:0.5mm/sec
- ストローク変位:4mm
- 試験制御:1サイクル
- 表面検出(伸び原点):1g
- ロードセル:10N
- 治具:ゼリー強度評価試験セット
- 試験温度:10℃
最大試験力[g] | ゼリー強度[g] 最大試験力の80~120% |
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ゼラチン1 | 36.5 | 29.2~43.8 |
ゼラチン2 | 17.4 | 14.0~20.9 |

ゼリー強度(ブルーム値)※薬局方より抜粋・一部省略
ゼリーの表面を,10 ℃において,径12.7 mmのプランジャーで4 mm押し下げるのに必要な荷重(g)を求める.
(1) 装置及び器具装置はテクスチャーアナライザなどの物性測定器を用い,直径12.7±0.1 mm,底面は平らで,その周縁が直角に切り立った円筒形ピストンを用いる.容器は内径59±1 mm,高さ85 mmのもの(ゼリーカップ)を用いる.
(2) 本品と水105 mLを混合しゼリーカップに入れ,10.0±0.1 ℃の恒温槽中で静置後,物性測定器のテーブルの上に置く。プランジャーの先端ができるだけゼリー表面の中央部で接触するようにカップの位置を調整した後侵入距離4mm,侵入速度毎秒0.5 mmで試験を行うとき,ゼリー強度は表示された値の80 ~ 120 %である.
特長
- 0.5級の高精度ロードセルを採用。
ロードセル容量の1/500~1/1の広い保証範囲。 信頼性の高い試験をサポートします。 - ローテーブルデザインでサンプル交換,治具交換,あらゆる操作が楽になります。
- 本体から独立したアジャスタブルコントローラを採用。
使う人の操作姿勢に合わせた,ストレスの少ないオペレーションが可能になります。 - 全ての試験速度範囲0.001~1000 mm/minにおいて,最大負荷容量まで試験可能。様々な試験評価に対応します。
テクスチャーソフトウェア
食品のテクスチャー測定,医薬品,化粧品などの品質評価,物理特性の測定に最適なソフトウェアです。任意の制御パターンを作成し,硬さ・もろさ・エネルギーなど食品に特化したデータ処理項目を作成することができます。
圧縮試験(突刺し・貫通・破断解析試験)/引張試験/ テクスチャー試験(ツーバイト法)/針入度試験/ゲル強度試験/ せん断・切断試験/付着性試験/硬さ試験… |
