コンクリート圧縮試験機群
コンクリート圧縮試験機群
異形棒鋼同様コンクリートについても益々高強度化が図られています。コンクリート圧縮や岩石圧縮試験の場合,試験機本体の剛性が重視されており,超高強度コンクリートに対応した汎用型コンクリート全自動圧縮試験機(コンクレットシリーズ),さらに剛性を高めた,一体型超極厚鋼板からくりぬいた負荷フレームも使われてきております。
■ CONCRETO2000/3000
JIS B 7721 圧縮試験機(1級)
JIS A 1108 コンクリートの圧縮試験方法
JIS A 1106 コンクリートの曲げ強度試験方法(オプション)
JIS A 1113 コンクリートの割裂引張強度試験方法(オプション)
■ コンクリート圧縮機CCH
近時,コンクリートの品質管理の重要性が再認識され,その評価のための新しい試験方法にもとづく強度試験が精度よく行える圧縮試験機です。
形式・容量 | 形式 | CCHシリーズ | ||
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容量 | 2000 kN | 3000 kN | 5000 kN | |
圧盤直径 (上方球座式)(mm) |
Φ220 | Φ220 | Φ220 |
超高強度コンクリート(130 N/mm2)の試験実行後(Φ100×H200 mm供試体の場合)
圧縮試験機で高強度コンクリートの試験を安全に行なう場合,爆裂防止機能は不可欠です。本機では,超高強度コンクリートに対応した高剛性負荷本体,高感度破壊検出機能を標準装備しています。
■ 5000 kN高剛性圧縮試験機
負荷本体フレームを超極厚鋼板のくりぬきによる一体構造とした高剛性の圧縮試験機であり,高強度コンクリート,岩石などの強度評価に適した荷重(変位)制御機能を備えており,圧縮時の爆裂を防止することができます。
仕 様
容量 | 5000 kN |
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圧縮間隔 | 最大430 mm |
圧縮の直径 | 220 mm |
負荷速度 | 0~25 mm/min |
自動負荷制御装置 (コンクリート試験用) |
応力速度制御 0.01~1.50 N/mm2・s 歪速度制御 0.1~50%/min(Min. 0.005 mm/min) 破断検出つき |
■ コンクリート用自動ポロシメータ
コンクリートは多孔体のため,細孔分布を調べておく必要があります。
水銀圧入法により細孔直径で数100 µm~数nmまでの幅広い細孔分布を求めることができます。
仕 様
機種名 | 最高圧力 | 測定ステージ数 | 細孔直径測定範囲 |
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オートポアIV9500 | 228 MPa | 低圧2/高圧1 | 約500~0.0055 µm |
オートポアIV9505 | 228 MPa | 低圧4/高圧2 | 約500~0.0055 µm |
オートポアIV9510 | 414 MPa | 低圧2/高圧1 | 約500~0.003 µm |
オートポアIV9520 | 414 MPa | 低圧4/高圧2 | 約500~0.003 µm |