構造物試験機群
構造物試験機群
鉄筋コンクリート(RC)試験体,鋼構造物,異形棒鋼,コンクリート,その他構造部材を対象とした試験体に関する試験を行う場合に使用します。テーブル,クロスヘッド,支柱のように閉じた試験空間から構成されているため,ジャッキシステムのような反力床,反力壁は不要です。静的試験,動的繰返し試験,引張,圧縮,曲げ等,各種の試験を行うことができます。
■ 10MN大形構造物試験機
上アクチュエータ形,下アクチュエータ形いずれの形式も用途に合わせてご選択頂けます。
仕様 | |
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容量 | : ±10 MN |
支柱間隔 | : 1.1×0.9 m |
治具取付間隔 | : 4 m |
つかみ具 | : ピン式 |
ストローク | : ±250 mm |
■ ±500kN構造物試験機
載荷ビームによる,片振り4点曲げ試験治具を備えた,銅製ロングスパン曲げテーブルつきの試験機です。
仕様 | |
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容量 | : 動的±500 kN,静的±750 kN |
支柱間隔 | : 1.1×0.6 m |
治具取付間隔 | : 最大3.3 m |
ストローク | : ±100 mm |
曲げテーブル | : スパン最大5 m |
載荷ビーム | : スパン最大2 m |
■ ±1000 kN構造物試験機
大型部材や高強度材料の試験を行うことができます。
仕様 | |
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容量 | : 動的±1000 kN,静的±1500 kN |
支柱間隔 | : 1.0×0.6 m |
治具取付間隔 | : 最大2.4 m |
ストローク | : ±100 mm |
曲げスパン | : 最大3 m |
つかみ具 | : 油圧式 |
■ ±1000 kN構造物試験機
テストフロア上に門形フレーム(摩擦クランプ式)を設け,動的ジャッキを組み付けた構造の負荷本体です。門形フレームは,摩擦クランプ4本柱構造です。
仕様 | |
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容量 | : 動的±1000 kN,静的±1500 kN |
支柱間隔 | : 3.7 m |
治具取付間隔 | : 最大5 m |
つかみ具 | : 油圧式 |
ストローク | : ±100 mm |
制御装置 | : ジャッキ3台用 |

■ 構造物2軸試験機
パンタグラフ式負荷治具を装備した多軸試験システムです。鉄筋コンクリート(RC)試験体に対して,鉛直と水平負荷を同時に加えることができるシステムです。パンタグラフ式の曲げ試験装置を採用しているため,水平負荷時に発生する回転が防止されます。
版力及び版力壁を使用したH形フレーム本体 | ||
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鉛直 | (圧縮) | : 3000 kN |
ストローク | : 300 mm | |
水平 | (押し) | : 1000 kN |
(引き) | : 950 kN | |
ストローク | : 300 mm(±150 mm) | |
移動用ジャッキ | ストローク | : ±150 mm |
■ 外観寸法

仕様 | |
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試験力容量 | : 鉛直最大 ±1000 kN±200 mm, 水平最大 ±500 kN±100 mm |
油圧源 | : 170 L/min |
繰返し速度 | : 最大4.5 cm/sec(無負荷時) ,3 Hz±3 mm(正弦波,無負荷時) |
制御量 | : 試験力,ストローク (オプションにより増設可能) |
ロードセル | : 鉛直用 ±1000 kN,鉛直用 ±500 kN |
治具 | : 3・4点曲げ治具 |
精度 | : 試験力 指示値の±1.0%または動定格の±0.02%のいずれか大きい方の値以内 ピストン変位 指示値の±1.0%または動定格の±0.1%のいずれか大きい方の値以内 |