紫外可視分光光度計を用いた保存料の分析
食品には保存料、甘味料、酸化防止剤など、さまざまな食品添加物が使用されていますが、禁止されている色素などが使用されることもあり、厳重に管理する必要があります。当社のUV・LCなどを利用することにより、さまざまな色素の確認や食品衛生法に準拠した管理が可能となります。
紫外可視分光光度計による保存料の分析例
食品衛生法で使用基準が決められている食品中の保存料を処理したのち、UVを用いて測定した分析例を示します。
UVによる食肉中の保存料分析
食品や加工食品には、腐敗を防止し鮮度を保持する目的で各種の保存料(食品添加物)が添加されています。これら食品添加物の食品中の濃度は人体に有害作用をおよぼさない安全な許容濃度以下となるよう、食品衛生法により使用基準が定められています。
今回は、食品衛生法で使用基準が決められている保存料の一つである亜硝酸ナトリウムを含む食肉試料を食品衛生法に準じて処理したのち、紫外・可視分光光度計(UV)を用いて測定しました。
<結果>
試料に含まれる亜硝酸ナトリウムの濃度は、0.25 μg/mLであることが分かりました。