ビタミンは生命維持のためには不可欠な栄養素ですが,体内で生産されないもしくは充分な量が生産されないため,食品から摂取する必要があります。
ビタミンは大きく分けて「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」に分類されます。
 

水溶性ビタミン
脂溶性ビタミン

水溶性ビタミン Water Soluble Vitamines

ビタミンB類の一斉分析例

オーソドックスな水溶性ビタミン類一斉分析アプリケーション

オーソドックスな水溶性ビタミン類一斉分析アプリケーション

■分析条件

移動相:
 A) 0.8 mmol/L オクタンスルホン酸含む100 mmol/L りん酸(Na)緩衝液(pH2.1)
 B) アセトニトリル A/B=10/1(v/v)

分離カラム:Shim-pack VP-ODS

関連するアプリケーション

イオンペア試薬を使わない新しい水溶性ビタミン一斉分析アプリケーション

— Shim-pack MAqC-ODS I は特殊な逆相カラムのため,従来は移動相にイオンペア試薬を要した分析について
  通常の緩衝液のみでの分析が可能となります。

■分析条件

移動相:A)100 mmol/L りん酸(Na)緩衝液(pH2.1),B)アセトニトリル グラジエント溶離
分離カラム:Shim-pack MAqC-ODS I

 

ビタミンCの分析例

マルチビタミン錠剤中ビタミンCの分析

マルチビタミン錠剤中ビタミンCの分析

関連するアプリケーション

脂溶性ビタミン Fat Soluble Vitamines

ビタミンA(レチノール)誘導体の分析例

一般に「ビタミンA」とは狭義にはレチノールを指しますが,レチノールは容易に酸化されるため,食品や医薬品,化粧品には,安定性の高いレチノール誘導体が用いられることがあります。
ビタミンAは皮膚,鼻,消化器官などの粘膜を正常に保つ効果があります。

ビタミンA(レチノール)誘導体の分析例

ビタミンE(トコフェロール)の分析例

ビタミンE(トコフェロール)は酸化防止剤や栄養強化剤などの食品添加物として用いられるだけでなく,食材中にも含まれており,抗酸化作用のある成分として注目されています。

ビタミンE(トコフェロール)の分析例