カメラレンズの組立状態の観察/X線CT

デジタルカメラレンズをCT撮影すると、しばしばCT画像にレンズのアーチファクトが出て、組立状態が観察しにくい事態が起こります。しかし、CT撮影するレンズの方向を工夫することにより、このようなトラブルを解消できます。ここでは、デジタルカメラレンズをX線CTシステムにて観察した例をご紹介します。

サンプルをX線に対して縦置きにセットし、撮影したところ、アーチファクトが少なく、レンズとレンズの隙間も見やすい画像が得られました。

サンプルの外観

MPT画像(Multi-Planner-Reconstruction)


 

マイクロフォーカスX線CTシステム
inspeXio SMX-225CT FPD Plus

マイクロフォーカスX線CTシステム inspeXio SMX-225CT FPD Plusは微小部品から大形部品まで、幅広い範囲の試料に適合したCTです。開放形X線管を搭載しているため、フィラメント交換で済みランニングコストが安くてすみます。