アルミニウム合金の分析 / EPMA
アルミニウム合金の分析 / EPMA
アルミニウム合金鋳物の分析
アルミニウムに目的に応じた元素を添加したアルミニム合金は、熱処理することで強度が飛躍的に向上します。このアルミニウム合金の機械的性質、軽量性、耐食性、耐水性、加工性などをコントロールするために、微細組織の解析が不可欠です。
アルミニウム合金鋳物のAC4CH(Al-Si-Mg(Fe)系)をEPMAで分析すると、球状の共晶Siが帯状に分布して、Mgと一部一致し、共晶融解部に添加元素であるFeなどの粗大な金属間化合物の帯状組織が存在していることが分かります。
![AC4CHの元素マッピング像](/sites/an.shimadzu.co.jp/files/ckeditor/apl/material/c6nq2v000001wibs-img/c6nq2v000001wihz.jpg)
AC4CHの元素マッピング像
詳細データは,会員制サイトSolutions Navigator「No.P95 アルミニウム合金の分析」に掲載しています。
![](/sites/an.shimadzu.co.jp/files/ckeditor/apl/material/c6nq2v000001wibs-img/c6nq2v000001wifo.jpg)
電子線マイクロアナライザEPMA-1720 Series
非破壊的な分析法として細く絞った電子線を試料に照射し、微小部における元素組成を明らかにします。試料のミクロン領域を高感度で元素分析する装置です。サブミクロンオーダー定量分析と同時にSEM像を確認し、形状検査にも利用できます。異物等があれば、直ちに原因解析を行なえます。