fNIRS(近赤外光脳機能イメージング)によるLEDが与える光刺激によるストレス・快・不快感の評価
近赤外光脳機能イメージング装置(fNIRS)は,生体に安全な近赤外光を用いて,大脳皮質の神経活動に伴い変化するヘモグロビンの相対的変化量を計測し,リアルタイムにトレンドグラフおよび画像を表示することができます。
チェッカーボードによる左右の視覚刺激をfMRIとfNIRSと同時計測を行い活性化した領域を比較検討しました。
この結果,fNIRSは,fMRIと同じ位置に活性化領域が計測されました。
このことからLEDなどの周波数や質的に異なる照明による視覚刺激によって,神経活動の負荷の違いを評価することができ,刺激により活性化する部位や反応時間がどのように異なるかを検出することができる可能性があります。
(独)通信総合研究所 関西先端研究センター殿ご提供
近赤外光脳機能イメージング装置 LABNIRS
- 安全な近赤外光を使用しています。
- 低拘束性です。
日常生活に近い環境下で、特定タスクに対する被験者の脳の賦活化を計測することができます。 - 自在調整曲面ホルダ(FLASH*)が使用できます。
子供から大人まで様々な曲率の頭部へのフィッティングが可能です。 - 豊富なオプションが用意されています。
脳波との同時計測、MRIによる3次元画像との重ね合わせ、リアルタイムデータ転送機能、統計ソフトウェアなど、豊富な オプションを取り揃え、最先端の脳機能研究を支援します。
* FLASH : Flexible Adjustable Surface Holder