移動相の脱気

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LCtalk特集号「移動相の脱気」

5.脱気方法

5-3)加温かくはん(2)

 オンラインで加温かくはんを行う方法です。 移動相をカラム・検出器セルの温度に保温することができるため,一定組成送液では,気泡発生もなく,屈折計ベースラインも安定になります。 移動相温度を上げるほど脱気能力は向上しますが,沸騰気泡のサクションフィルタへの進入防止や,サクションチューブやポンプヘッドの保温もしくは温調が必要になります。

<操作
専用のリザーバビンに冷却器を付けて,ホットスターラに設置する。 温調効果を上げるため,湯浴を利用した方がよい。 
長所
溶存空気量安定性に優れる。 
<短所>
装置が大型となり,専用の栓を備えた移動相ビンや水配管が必要。 
混合溶媒系の場合,調製段階と送液段階で比率に誤差が生じる。 
安定化するのに時間を要する。 
ランニングコストが高い。 
<用途>
屈折計,電気伝導度検出,電気化学検出器の高感度分析。 
UV検出,蛍光検出の高感度分析は,高温加温時に適。 
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