移動相の脱気

 
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LCtalk特集号「移動相の脱気」

2.気泡発生のメカニズム

 さて,それでは気泡発生のメカニズムについて確認してみることにしましょう。気泡が発生する,ということは,溶液に対する空気の溶解量が飽和溶解量(飽和溶解度)を超える,ということです。飽和溶解量は,溶液を放置した時に空気の出入りが起こり(平衡),最終的に溶解している量だと考えて下さい。しかし,この量は溶液の種類,気体の種類,また温度・圧力によって異なります。

 従って科学的には,「25℃の水に接する酸素の分圧が0.2気圧のとき水1mLに対する酸素の飽和溶解量は,25℃1気圧換算で0.006mLである」などと表現します。
飽和溶解量以上に溶解している場合を過飽和といい,振動やかくはんによって容易に気泡が発生します。一方,飽和溶解量以下の溶液に対しては,気体が溶け込みやすいわけですが,その速度はあまり速くありません。
 

* 1気圧(1atm) = 1.033 kgf/cm2= 1.013×105Pa

図2 飽和溶解量のイメージ

図2 飽和溶解量のイメージ

気泡発生のメカニズムイラスト
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