LCsolution操作Q&A 始業前点検時(システムチェック)や消耗品交換時の設定

 

Q: 装置が正常な状態であったことを記録に残せますか?記録に残せるならどこに保存されるのですか?(お問い合わせ番号0201)
A: システムチェックを行うと良いでしょう。 ユニットごとにあらかじめ点検しておくことは必要です。 [LC分析]ウ ィンドウの[分析]アシスタントバーにある[システムチェック]アイコンをクリックします。 [システムチェック]画面が表示され,[実行]ボタンをクリックすると数分で終了 します。 システムチェックレポートでは消耗品をしきい値を越えて使用しても「不合格」にはなりませんが,お早めに部品交換されることをお勧めします。 システムチェ ックレポートの保存先は,LabSolutions\Common\Log\SysChkフォルダです。 ファイル名は「SysChk (装置) _ (日時) . lcs」で作成されています。
(参考:LabSolution/LCsolution 取扱説明書 操作編 p16-17)

[システムチェック]画面

 

 

Q: 過去のシステムチェック結果を表示するには,どうしたらよいのですか?(お問い合わせ番号0202)
A: [LC分析]ウィンドウの[分析]アシスタントバーにある[システムチェック]アイコンをクリックし,[システムチェック]画 面を開きます。 画面右側の[結果表示]ボタンをクリックして,[システムチェック結果]画面を表示させます。 画面左上の[読み込み]ボタンをクリックして,目的のシステ ムチェック結果ファイルを選択すれば表示できます。
[システムチェック結果]画面

 

 

 

 

Q: 検出器のランプを交換しました。点灯時間をキャンセルするのはPC側から行えますか?(お問い合わせ番号0203)
A: はい,「ユーティリティ」でできます。 [装置メンテナンスツール]プログラムを実行するので,まず該当する装置の[LC分析]プログラムが閉じていることをご確認ください 。(注:LC-2010シリーズには対応していません。 )
1. Windowsの[スタート]をクリックし,[プログラム] -[Labsolutions]-[LCsolution]-[装置メンテナンスツール]をクリックします 。
2. [LCツールランチャー]画面が表示されますので,[アプリケーションプログラム]の[LCユーティリティ]をクリックします。 [装置番号]の 一覧からご使用の装置番号をクリックしてください。 [起動]ボタンをクリックしてください。
3. [LCMaintenanceUtility]画面で,装置に含まれているユニットの消耗品パラメータや現在の値が表示されます。 ランプの項目を選択し, [Reset]ボタンをクリックすると点灯時間をキャンセルできます。
ランプ交換の他,プランジャシールの交換やオートサンプラのシール交換でも同じ様に行います。
(参考:LabSolution/LCsolution  取扱説明書 操作編 p178-179)

 

 

 

 

Q: PDAランプの波長チェックを行いたいのですが。(お問い合わせ番号0204)
A: 「PDAユーティリティ」で行います。 まず,PDAがPCとリンクしているかご確認してください。(参考:"LCsolution側の環境設定方法を教えて下さい。")
また,[装置メンテナンスツール]プログラムを実行するので,該当する装置の[LC分析]プロ グラムが閉じていることをご確認してください。 フローセルは水で置換しておいてください。

[PDAユーティリティ]画面

 

 

 
1. Windowsの[スタート]をクリックし,[プログラム] -[Labsolutions]-[LCsolution]-[装置メンテナンスツール]をクリックします 。
2. [LCツールランチャー]画面が表示されますので,[アプリケーションプログラム]の[PDAユーティリティ]をクリックします。 [装置番号] の一覧から波長チェックを行いたい装置番号をクリックしてください。 [起動]ボタンをクリックしてください。
3. [PDAユーティリティ]画面が表示されます。 一番左の[波長チェック]アイコンをクリックして下さい。
4. [波長チェック]画面が表示されます。 [波長チェック]メニューの[波長チェック]-[D2/Ho]をクリックして下さい。 判定値が[PASS]であ ることを確認してください。
波長チェックは,特に装置を移動した後やランプやセルを交換したときに行います。
(参考:LabSolution/LCsolution 取扱説明書 操作編 p181-182)
 

 

 

Q: PDA検出器のランプ交換をしました。 交換後に行わなければならない設定を教えて下さい。(お問い合わせ番号0207)(2007/07/02)
A: ランプの総点灯時間のリセットと蓄積時間の自動設定を行って下さい。 いずれも「PDAユーティリティ」で行います。
まず,PDAがPCとリンクしているかご確認してください。(参考:"LCsolution側の環境設定方法を教えて下さ い。") [装置メンテナンスツール]プログラムを実行するので,該当する装置の[LC分析]プログラムが閉じていることをご確認してください。 フローセルは 水で置換しておいてください。
ランプの総点灯時間のリセットと蓄積時間の設定は下記手順で行ってください。
 
1. Windowsの[スタート]をクリックし,[プログラム] -[Labsolution]-[LCsolution]-[装置メンテナンスツール]をクリックします。
2. [LCツールランチャー]画面が表示されますので,[アプリケーションプログラム]の[PDAユーティリティ]をクリックします。 [装置番号] の一覧から設定を行いたい装置番号をクリックしてください。 [起動]ボタンをクリックしてください。
3. [PDAユーティリティ]画面が表示されます。 左から2番目の[自動波長較正]アイコンをクリックして下さい。 
4. [ファンクション]メニューの[ランプ総点灯時間]をクリックして下さい。 [リセット]をクリックすると点灯時間をキャンセルできます 。 リセット後,[OK]をクリックして閉じて下さい。
5. [ファンクション]メニューの[蓄積時間の自動設定]をクリックして下さい。 [ランプ電圧・蓄積時間の自動設定]画面が表示されます。 内容を確認して,[はい(Y)]をクリックして閉じて下さい。
(参考:LabSolution/LCsolution 取扱説明書 操作編 p184)
交換後に波長チェックと行う場合は,Q: PDAランプの波長チェックを行いたいのですが。をご参考下さい。

蓄積時間の自動設定について
検出器の受光素子に当たる光の量が少ないとノイズが多くなってしまいます。 反対に多すぎると飽和してしまいはかれません。 そこで素子に光が当たる時間を調節して ,検出に最適な光の量になるようにする設定が蓄積時間の自動設定です。 蓄えられる光の最大量の80%になる時間を計測して覚えておきます。
ランプの光量が落ちてノイズが大きくなってしまった場合,ランプを新品にした場合は蓄積時間の自動設定をしてください。

 

 

 

 

Q: LCsolutionで,「PDAユーティリティ」を用いて自動波長較正が行えないのですが,なぜですか?(お問い合 わせ番号0205)
A: 自動波長較正を行いたいPDAシステムの環境設定にPDAが含まれているかを確認してください。(参考:"LCsolution側の環境設定方法を教えて下さい。") 装置構成が正しく設定されていないと波長較正は行えませ ん。

また,[PDAユーティリティ]プログラムがOfflineモードになっていないか確認してください。 Offlineモードを解除するには,[PDAユーティリティ]画面のPDAユーティリテ ィタイトルバー上の右クリックメニューで[offline]をクリックしてチェックをはずします。

[PDAユーティリティ]の
右クリックメニュ ー画面

 

 

 

 

Q: [LC再解析]ウィンドウの[ツール]メニューにある[生データの改ざんチェック]はどういうチェックをしているのですか?(お問い合わせ番号0206)
A: データファイルについて,チェックサムとファイルの容量をチェックしています。LCsolution以外のアプリケーション を用いてデータファイルに不正な処理を行っていないかを確認します。ここでいう「生データ」とは、GLP/GMPで定義される生データ(=Raw Data)と定義が異なりますので ご注意ください。
(参考:LabSolution/LCsolution 取扱説明書 管理編 p47-48)