FTIR TALK LETTER vol.13
2009年秋発行 (8月24日時点の希望会員様向けに9月3日発送)
主な内容
- 「異物分析における前処理の実際」
帝人株式会社 構造解析研究所 伊勢本 潤先生
異物分析をする上で,FTIRを用いた成分分析は欠かせない手法となっています。異物を取り出すために必要な道具や,代表的な異物の取り出し方,解析を容易にするための前処理について紹介します。 - 「赤外検出器の使い方-MCT検出器- 」
弊社 技術者 福田 久人
MCT(水銀・カドミウム・テルル)検出器はTGS(硫酸トリグリシン)系検出器とともにFTIRの検出器としてよく用いられ,弊社赤外顕微鏡に標準搭載されています。「量子型検出器」の一種としてのMCT検出器の原理説明だけでなく,TGS系検出器と比較しながら特長と分析上の注意点を解説します。 - 「FTIRによる分光放射率測定」
弊社 技術者 武内 誠治
遠赤外線放射材料を評価するうえで,分光放射率スペクトルは基礎的なデータとなります。日本工業規格JIS R 1801には,FTIRによる分光放射率測定方法が記載されています。分光放射率測定システムを構成要素ごとに説明し,それを用いた測定例をご紹介します。 - 「Q&A」 ゴム成分の定性に困っています。何か良い方法はありますか?
- 姉妹紙UV TALK LETTER,LCtalkのご紹介
vol.13 (2009年秋)
表紙;気品を漂わせる本漆純金蒔絵櫛(撮影協力:祇園 かづら清老舗)