島津は赤外顕微鏡測定も規制に完全対応します

厳格なデータやユーザー管理を必要としない場合は、ソフトウェアの起動から、AIMsightの制御、データの解析までをAMsolutionのみで行うことができます。一方、製薬業界等で求められる規制への対応が必要な場合は、実績のあるLabSolutions IRソフトウェアと赤外顕微鏡を制御するAIMsolution DB/CSソフトウェアを組み合わせます。LabSolutions IRからログインし、AIMsolution DB/CSでデータを取得。取得したデータは自動的にLabSolutions IRに転送され、データベースに登録されます。測定後のデータ処理や解析はLabSolutions IR上で実行します。

※AIMsightでDB/CS版を使用する場合は、LabSolutions DB IR、もしくはLabSolutions CS IRに加えてAIMsolution DB/CSをご購入ください。

信頼性あるLabSolutionsソフトウェア

基本機能を搭載したLabSolutions IRに加え,ER/ES関連規制に対応したソリューションとして,LabSolutions DB IRおよびLabSolutions CS IRもラインナップしています。

LabSolutions DB IR + AIMsolution DB/CS

1台のPCで安全なデータ管理ができるLabSolutions DB IRは、LabSolutions IRに分析データの管理機能を統合し、厚労省ER/ES指針などの規制に対応した製品です。本製品は、1台のPCでデータをまとめて管理されるお客様にとって最適な構成で、ネットワーク接続が不要、スタンドアロンに限定してER/ES対応を行いたい方におすすめです。

LabSolutions CS IR + AIMsolution DB/CS

分析ネットワークに自由にアクセスできるLabSolutions CSにIRを接続することができ、すべての分析データがサーバーコンピューターのデータベースで管理されるので、ネットワーク上のどのパソコンからでもデータを読み込むことができます。利用者が多く、LC/GCのデータと一緒にサーバー管理して、ER/ES対応を行いたい方におすすめです。

データベース管理によるミスの防止

LabSolutions CS IR、AIMsolution DB/CSでは、データベースを使い、分析データを管理することができます。データベースで分析データの履歴を管理することで分析データの上書き、削除といったミスを防ぐことができます。また、分析データを再解析した場合、再解析データの版数を自動的に管理することができ、分析データは上書きされません。過去のデータの表示も簡単に行うことができます。

堅牢なセキュリティ

データの信頼性を担保するためのオーディットトレイルの設定やシステムで発生したイベントをメール送信する機能が設定できます。ユーザーアカウントに対して、パスワード長やパスワードの有効日数、複雑さの設定、不正アクセスのためのロックアウト機能の設定、登録ユーザーの削除や変更に対する設定を行うことができ、高いセキュリティでシステムを運用できます。
データファイル等の上書き保存に対する設定やレポートに出力する項目に関する設定も行えます。

プロジェクトごとに関連情報を管理

業務やシステムの運用に合わせて管理できるプロジェクト管理機能があります。この機能は、プロジェクト単位に装置管理、ユーザー管理、セキュリティポリシーとデータ処理の設定を行うことができ、データ検索や業務の管理作業をスムーズに行うことができます。

一連の分析操作を「見える化」

一連の分析操作の「見える化」を可能にしたレポートセット※を作成することができます。分析操作の「見える化」を実現することで、誤った操作の確認が容易になることから、確認作業の効率化と信頼性の確保に貢献します。

※ レポートセットとは、一連の試料の試験方法と試験結果に加え、それらに関連する操作ログ(ログインからログアウトまでの操作ログ)を自動的に抽出し、ひとつのレポートとしてまとめたものです。