MALDI-TOFMSによるリン酸化解析(3)

MALDI-TOFMSによるリン酸化解析(3)

TiO2によるリン酸化ペプチドの濃縮

タンパク質のリン酸化は生体機能の制御に重要な翻訳後修飾の一つです。近年,リン酸化部位の解析に質量分析が適用されていますが,通常,リン酸化の割合は低く,かつ,リン酸化によりイオン化効率が著しく低下するため,混合物のまま解析するのが困難なケースが多く見られます。
ここでは, TiO2を用いたリン酸化ペプチドの濃縮とMALDI-MS/MS (seamless PSD)を組み合わせたリン酸化解析についてご紹介します。
Fig.1にTiO2の濃縮効果を示しました。リン酸化ペプチドが特異的に濃縮され,脱塩処理だけでは検出できなかったリン酸化ペプチド(m/z 1660)も観測されました。

Fig1 TiO2によるリン酸化ペプチドの濃縮 (A) C18チップによる脱塩 (B) TiO2による濃縮

AXIMA Performance

レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析計

MALDI-TOFMS AXIMA Performanceは高エネルギーCID搭載したTOF-TOFタイプのMALDI-TOFMSです。
MS/MS測定の更なる高感度化で信頼性の高いプロテオーム解析を提供します。多検体の自動MS(またはMS/MS)測定とMascotデータベース検索の組合せで,ターゲットのタンパク質を迅速に同定します。

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