食品中のこげの分析

食品中のこげの分析

異物解析に用いられる分析装置は,大別して無機物にEDX(蛍光X線),有機物にFTIR(赤外分光光度計)ですが,時にどちらで測定しても分からないものがあります。その代表がいわゆる“焦げ”のような無機炭素です。 しかし,6Cから分析できるEDX-800HSでは“焦げ”も測定可能です。EDXで6Cを検出し,FTIRで不明となれば,無機炭素である可能性が高くなります。

米を炊飯後,乾燥し押しつぶしたもの(1)とそれを電熱器で加熱炭化したもの(焦げ)(2)を分析しました。

炊飯米とその焦げの定性分析結果

炊飯米とその焦げの定性分析結果

炭化前(1),炭化後(2)の定性分析結果を重ね合わせました。6Cは両方とも容易に検出されています。炭化後の(2)では相対的に炭素が増加し,米成分の中の構成酸素や水分中の酸素が減少していると推測されます。

エネルギー分散型蛍光X線分析装置

X線を試料に直接照射して,そこから発生する2次元X線(蛍光X線)のエネルギーと強度を測定します。これにより試料の構成元素(定性)と濃度(定量)が非破壊で測定できます。化学的前処理が不要で,多元素同時測定であるため迅速分析が可能です。固体,粉体,液体等のあらゆる試料形態の元素の種類を,簡単に短時間で特定することができます。

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