水田から発生する温室効果ガス(CO2、CH4、N2O)の分析

気候変動の要因とされる温室効果ガスの主なものとして、二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)などがあります。温室効果ガス排出量で最も多いものは二酸化炭素で、その次に排出量が多いメタンは、単位あたりの温室効果が二酸化炭素の20倍以上あるといわれており、削減に向けた対応が必要です。2021年11月に開催された国連気候変動枠組条約第26回締結国会議(COP26)では、世界のメタン排出量を2030年までに2020年度比で30%削減する「グローバル・メタン・プレッジ」に、100を超える国や地域が参加を表明しています。世界のメタン発生源は牛のゲップなどに代表される家畜に由来するものだと言われていますが、日本では最大のメタン発生源は稲作です。

USER’s VOICE

気候変動対策を水田から~温室効果ガス3成分自動同時分析装置の開発から活用へ

須藤 重人 グループ長

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
農業環境研究部門
気候変動緩和策研究領域
緩和技術体系化グループ

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