300kHz超高速データサンプリング破壊挙動観察評価システム

破壊挙動の速い材料に対して正確にデータ取得できる試験システムです。300kHzの試験力データ取得と,破断の検出を特殊なロードアンプにて行い,高速度ビデオカメラ(1000万コマ/秒にて連続256枚の撮影が可能)に撮影トリガー信号を伝送することによって,高時間分解能での材料の破壊挙動観察を行うことが可能です。CFRPなどの複合材料の強度試験評価においては,SSカーブのみならず,破壊挙動を観察することにより,詳細なひずみ分布評価や亀裂進展挙動などの解析を行うことが求められています。破断現象は超高速現象のため,撮影カメラ・強度試験機双方に,高速データ取得能力,破断と高速撮影を同期させるトリガー伝送機能が求められます。

※JAXA(独立行政法人宇宙航空研究開発機構)研究開発本部複合材料技術研究グループとの共同研究成果及び成果活用促進制度による製品開発です。

300kHz超高速データサンプリング破壊挙動観察評価システム