新たなプレス加工技術を活用した軽量化(2021年3月開催)

イントロダクション

ハイテン材は従来の使用されていた鋼板よりも強度が高いため薄肉化が可能です。また,アルミ材は鉄よりも比重が軽いので高強度アルミニウムの新材料を用いることで重量が低減できます。このように軽量化に有利な特性を有する一方で,ハイテン材,アルミ材は難加工性材料であることから,試作回数の増加による開発コスト,開発納期の増加が課題とされています。試作回数を低減するためには解析精度の向上が求められることから,解析精度を向上するために材料評価技術開発が進められています。

本Webinarの新たなプレス加工技術を活用した軽量化コースではプレス加工シミュレーション精度向上に有効な材料評価技術の開発最前線の情報をお届けしております。是非ご視聴ください。

3月11日に株式会社CEM研究所 代表者取締役であり,広島大学 名誉教授の吉田 総仁様から「板材成形シミュレーション高精度化のための材料モデル」をご講演いただきました。本講演は自動車産業界,素材産業界でご活躍される技術者を中心に120名を超えるお客様にご聴講いただきました。ご講演のレビューおよびお客様からいただいた感想 を以下にまとめております。 また,ご講演終了後は大変活発な質疑応答が実施されました。有意義な時間をお過ごしいただけたことと感じております。
講演いただいた吉田様,ご聴講いただけましたお客様のおかげをもちまして,このように有意義なウェビナーが実施できましたこと感謝申し上げます。

レビュー

吉田様の講演動画は弊社無料会員制サイトShim Solutions Clubにて講演動画をご視聴いただけます。ご興味のある方はこちらからご覧いただけます。
講演では,板材成形におけるスプリングバック,割れ,しわなどのシミュレーションによる予測のため必要な基礎から始まり高精度な材料モデルとその実用例,さらに最新技術トピックスにまで言及いただけ,非常に興味深い内容を紹介いただきました。

 

お客様からいただいた感想

吉田様のご講演に対して,ご聴講いただいたお客様からは下記のような感想をいただきました。

  • 全く深い技術検討項目があることがわかり,今後も開催お願いしたく思います。
  • 自分は設計分野ですが,今回のお話は材料の基本特性,挙動を知る上で大変参考になるものでした。ありがとうございました。
  • 吉田先生にプレスCAEの内容について講演頂きまして大変理解が深まりました。
  • このような機会を設けていただきありがとうございます。引き続き,板材成形についての講演を実施いただけますと幸いです。
  • 非常に内容の良い講演だった。スプリングバックなどわかりやすかった。
  • 材料の諸特性の評価結果に基づく成型加工のシミュレーションが進歩していることを知ることができました。専門外でしたが,興味深く拝聴しました。このような機会を設けていただきありがとうございました。
  • 塑性材料の基礎理論から材料モデルに至るまで,わかりやすいご講演有難うございました。

3月10日から3月19日に弊社 試験機ビジネスユニット 粟津から「板材成形シミュレーション高精度化のための材料評価事例」を講演させていただきました。
本講演は自動車産業界,素材産業界でご活躍される技術者を中心に100名を超えるお客様にご聴講いただきました。

レビュー

粟津の講演動画は弊社無料会員制サイトShim-Solutions Clubにて講演動画をご視聴いただけます。ご興味のある方はこちら からご覧いただけます。
講演では,一方向引張試験および面内反転負荷試験から得られたr値やバウシンガー効果のデータを用いることで成形シミュレーションの高精度化を実現した評価事例を紹介させていただきました。

 

お客様からいただいた感想

粟津の講演に対して,ご聴講いただいたお客様からは下記のような感想をいただきました。

  • バウシンガー効果について理解を深めることができました。
  • 最後の,試験準備から取り出しまでの動画が良かった。
  • バウシンガー効果を測定する必要性がわかりました。
  • 動画があったので,試験イメージがよくわかりました。ありがとうございます。
  • バウシンガー効果の活用方法が具体的でわかりやすかったと思います。