AIMsight™
- フィルター上に捕集した100 µm未満のマイクロプラスチック(MPs)を、高速で測定することができます。 - MPsの種類を同定するとともに、ケミカルイメージの作成やヒストグラムの表示も容易にできます。 - MPsのサイズに加え、質量と体積も推定することができ、MPsの生体毒性評価に役立ちます。
近年、MPs(マイクロプラスチック)は世界的な社会問題として注目されています。環境中に広く存在し、生物に対する潜在的なリスクが、さまざまな研究によって明らかにされています。このような背景から、MPsの影響を理解し、適切な環境管理策を講じるためのガイドラインの策定がグローバルに進められています。 MPsの生体毒性評価は、これらの粒子が生態系や人間の健康に及ぼす影響を理解する上で不可欠です。特に、質量や体積に関する情報は、MPsの生体毒性評価を行う際の重要な指標となります。質量は、ポリマータイプや化学添加物による影響など、物質総量に依存する毒性メカニズムを理解する上で有用であり、個数情報を合わせて他の毒性研究や環境濃度データとの比較可能性を向上させます。一方、体積は、Food Dilution(食物希釈)の主要因として、摂取されたプラスチックが消化管内で占める空間を示し、毒性メカニズムの予測精度を高めます。これらの指標を併せて報告することで、毒性メカニズムの理解が深まり、環境リスク評価の精度向上に寄与します。 赤外顕微鏡もしくはラマン顕微鏡によるMPsの分析では、成分の定性や個数、サイズの測定が一般的ですが、赤外顕微鏡および赤外ラマン顕微鏡のオプションソフトウェア「粒子解析プログラム」を用いることで、質量と体積の算出も可能になります。本稿では、赤外顕微鏡AIMsightを用いたMPsの測定、および粒子解析プログラムによる粒子情報の解析についてご紹介します。
2026.07.15
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