ALTRACE
- ICP発光分析と整合性のあるデータ取得が可能です。 - 酸を用いた前処理が必要なく、試料を試料容器に詰めるだけで分析可能です。 - 堆肥を含む肥料の研究開発や原料の受入検査の効率化が可能です。
農林水産省は、家畜排泄物処理に由来する温室効果ガスの排出抑制や化学肥料使用量の低減などのために、積極的な堆肥の肥料利用を提言しています。 一方で、堆肥を地域資源として安全かつ効果的に活用するには成分分析が不可欠です。肥料の三要素の窒素、リン酸、カリをはじめ、C/N比、pH、電気伝導率(EC)、重金属などを定量することで、施肥計画の精密化や化学肥料との最適な併用が可能になり、作物生産性と品質の安定、過剰施用による環境負荷の低減につながります。 堆肥中の元素分析には、一般に酸分解などの前処理を要する原子吸光分析(AAS)やICP発光分析(ICP-AES)が用いられます。一方、蛍光X線分析では酸処理は不要です。堆肥にX線を照射し、照射される領域内で、全量分析に相当する平均的な元素組成を測定できます。 本アプリケーションではエネルギー分散型蛍光X線装置ALTRACEを用いて、堆肥の定性定量分析を行いました。 また、ICP-AESの定量値と比較することにより、ALTRACEの定量値の妥当性と有用性を評価しました。 蛍光X線分析法は、肥料等試験法に定められた分析法ではありませんが、簡便に分析可能なため、肥料の研究開発や原料の受入検査などの効率化に貢献します。
2026.03.25
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