イオン交換クロマトグラフィーによる抗体のチャージバリアントの最適分離条件探索の効率化

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ユーザーベネフィット

- Shim-pack Bio IEXカラムを用いたイオン交換クロマトグラフィーにより抗体のチャージバリアント分析が可能です。 - LabSolutions MDにより、分析スケジュール作成や移動相調製、カラム切替えといった一連のワークフローを自動実行し、デザインスペースにより最適分離条件を効率良く探索できます。

はじめに

モノクローナル抗体や抗体薬物複合体(ADC)をはじめとした抗体医薬品は動物細胞を利用して産生されるため、構造上の不均一性や不純物が生じます。チャージバリアントはC末端リシンの不均一性や脱アミド、酸化などによって生成される不純物であり、抗体医薬品の安定性や効能に影響を及ぼす恐れがあるため、チャージバリアントを適切に分離・検出、モニタリングすることが品質管理において重要です。 本稿では、分析法開発支援ソフトウェアであるLabSolutions MDを活用し、pHグラジエントイオン交換クロマトグラフィーによるモノクローナル抗体のチャージバリアントの最適分離条件探索の効率化を行った事例を紹介します。

2025.11.12

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