i-Series
一体型HPLCシステムを用いた環境大気中ホルムアルデヒド・アセトアルデヒドの分析
ユーザーベネフィット
- 大気汚染防止法の有害大気汚染物質測定法マニュアルに従ったホルムアルデヒド・アセトアルデヒドの分析ができます。 - 一体型HPLCシステムi-Series LC-2070Cおよび化学的耐久性が高い分析カラムShim-pack Scepter C18-120を用いることで、堅牢性の高い分析が可能です。
はじめに
アルデヒド類は、様々な生産活動や自動車排気ガスなどにより大気環境中に排出されています。これらの大気環境中のアルデヒド類は、環境汚染や人体への影響が懸念されることから、国内外で分析法や基準値が示されています。特にホルムアルデヒド・アセトアルデヒドについて、日本国内では大気汚染防止法の有害大気汚染物質測定法マニュアルに分析法が記載されています。 高速液体クロマトグラフi-Series LC-2070Cは、HPLCの各ユニットが一体となったコンパクトな設計でメンテナンス性が良く、ルーチン分析に適したモデルです。また、HPLCカラムShim-pack Scepterシリーズは、全多孔性有機シリカハイブリッド基材を充填し、幅広い条件で卓越した耐久性と性能を有しています。 本稿では、LC-2070CおよびShim-pack Scepter C18-120を用いた、2,4-ジニトロフェニルヒドラジン(以下、DNPH)誘導体化-HPLC法による環境大気中ホルムアルデヒド・アセトアルデヒドの分析例をご紹介します。本法では、まずDNPH含侵カートリッジを用いて大気中のアルデヒド類を捕集・誘導体化します。その後、カートリッジからの溶出液中のアルデヒド類の定量を行い、大気中の濃度に換算します。
2025.10.22
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