日本薬局方・米国薬局方・欧州薬局方に対応したエタノールの確認試験

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ユーザーベネフィット

- 日本薬局方、米国薬局方、欧州薬局方それぞれに準拠したエタノールの確認試験が可能です。 - 一回反射型全反射測定装置(ATR)を用いた簡易的な確認試験が可能です。 - IR Pilotの「一致度計算」機能を用いて、標準品との赤外スペクトルの比較から自動で合否を判定できます。

はじめに

赤外分光光度計は、各国薬局方に基づいた試薬の確認試験に用いられます。日本薬局方(以下、JP)に準拠したエタノールおよび無水エタノールの確認試験は、液膜法に限られていますが、米国薬局方(The United States Pharmacopeia-National Formulary:以下、USP-NF)および欧州薬局方(European Pharmacopoeia:以下、EP)にはATR法による試験方法も記されており公定法として試験が可能です。 ATR法は、プリズムに試料を滴下するだけで測定ができるため、液膜法より簡便な測定方法です。 また、IRXrossの装置制御・データ解析ソフトウェアLabSolutionsIRに標準同梱されている、測定・解析を簡便に行える専用プログラム(IR Pilot)を用いると、確認試験の合否を自動で判定することができます。 本稿ではエタノールおよび無水エタノールについて、各国薬局方に対応する液膜法とATR法による測定事例を紹介します。

2025.08.06

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