温度による蛍光特性の変化 -電子冷熱式単一恒温セルホルダの活用-

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ユーザーベネフィット

- 電子冷熱式単一恒温セルホルダを用いることで、簡便かつ高速に温度制御しながら蛍光特性を確認することができます。 - 電子冷熱式は恒温水式に比べて、広い温度範囲(0~100℃)を制御できます。

はじめに

蛍光は外部要因(温度、溶媒、pH等)により、強度やピーク位置が変化することが一般に知られています。特に温度は、励起状態から基底状態に戻る遷移に影響するため、蛍光測定では重視されており、低温環境における実験などが多く行われています(低温状態における測定事例はアプリケーションニュースNo.A561ご参照ください)。また、高温状態による蛍光変化(ピークシフト/消失)の測定も物質によっては起こるため、実験が行われることがあります。 今回は電子冷熱式単一恒温セルホルダを利用し、高温方向への温度変化を測定した事例をご紹介します。

2025.05.21

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