オートサンプラーの自動希釈機能を用いた検量線作成の省力化 -有機酸分析への適用-

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ユーザーベネフィット

- オートサンプラーの自動希釈機能により、検量線作成や定量時の試料を手動で希釈調製する手間を省けます。 - 同一のメソッドファイルを使用し、バッチテーブルで任意の希釈倍率を指定するだけの簡単な設定で、試料を自動希釈調製し、検量線を作成できます。 - 希釈倍率によらずメソッドファイルが1つなので、希釈条件を変更した際も設定や管理が容易です。

はじめに

LCによる定量を行う際、標準溶液や試料溶液の希釈調製はピペットなどを用いて手動で行われますが、このような作業には労力と時間がかかります。近年、省力化を目的とした自動化が望まれており、これら希釈調製作業を自動化することができれば、業務の効率化や生産性の向上を図ることができます。Nexeraシリーズのオートサンプラーには自動前処理機能が搭載されており、自動で希釈、試薬添加などを実施できます。自動希釈機能を用いることで任意倍率の希釈試料を自動調製し、そのまま分析カラムへ導入することが可能です。ここでは、オートサンプラーの自動希釈機能を用いて一連の検量線作成および定量のワークフローを自動化する方法についてご紹介します。

2025.05.14

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