
GCMS-QP™2050
- GCMS-QP2050とGC-2050を組み合わせることで、省スペースを実現しながら、電解液中の炭酸エステルや添加物を高精度に分析できます。 - 質量分析計により未知成分を定性できます。
近年、リチウムイオン電池はその高いエネルギー密度と長寿命により、電気自動車やポータブル電子機器などの多岐にわたる分野で急速に普及しています。この普及の背景には、持続可能なエネルギーソリューションへの需要の高まりや技術革新が挙げられます。リチウムイオン電池のパフォーマンスは、電解液に含まれる炭酸エステルおよび添加剤の組成や純度のほか、製造過程に混入する、あるいは保管中に生成する不純物の存在に大きく影響されるため、それらの定性・定量分析は極めて重要です。 先行のApplication News No.01-00708 では、 Brevis GC-2050+FID(キャリアガス:N2)にて電解液中の炭酸エステルおよび添加剤を定量分析した例をご紹介していますが、本アプリケーションニュースでは、GCMS-QP2050を用いて、同等の定量分析および不純物の定性分析を実施しました。 GCMS-QP2050は、高い分析性能による高精度分析と省スペース化に貢献します。また、オートインジェクタAOC-30iは、高い精度と分析の安定性、生産性向上を可能にします。
2025.03.25
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