ダウンロード

ユーザーベネフィット

- フェノール類6成分が1サイクル7.5分で分析可能です。 - 水質基準値の1/100以下の濃度を検出することができます。 - フェノール類6成分について良好な再現性・回収率で分析可能です。

はじめに

水道水中のフェノール類は、浄水処理によって生成する消毒副生物です。日本では「水質基準に関する省令」の中で、水質基準項目としてフェノール、2-クロロフェノール(2-CP)、4-クロロフェノール(4-CP)、2,6-ジクロロフェノール(2,6-DCP)、2,4-ジクロロフェノール(2,4-DCP)、および2,4,6-トリクロロフェノール(2,4,6-TCP)の6種が対象となっています(基準値: フェノール量換算で0.005 mg/L) 。 フェノール類の分析には、固相抽出ー誘導体化ーガスクロマトグラフー質量分析法、固相抽出ー液体クロマトグラフー質量分析法が用いられます。特に固相抽出ー液体クロマトグラフー質量分析法は誘導体化不要であり、効率のよい測定が可能です。 本アプリケーションニュースでは、「水質基準に関する省令の規定に基づき厚生労働大臣が定める方法」に基づき、トリプル四重極質量分析計LCMS-8050RXを用いてフェノール類6成分を分析した事例をご紹介します。

2025.03.04

関連製品

一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。

関連分野