経時変化する試料の高速スペクトル測定 -UV-1900i Plusの超高速スキャン活用-

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ユーザーベネフィット

- UV-1900i Plusの超高速スキャンにより、短時間でスペクトル形状全体を確認することが可能です。 - UV-1900i Plusの超高速スキャンにより、化学反応など短時間のスペクトル変化を追跡することができます。

はじめに

色変化を伴う化学反応の評価にはスペクトル測定を必要とします。このとき、色変化の反応速度によっては、通常測定で反応を追随できないため、高速でスペクトルを取得する必要があります。例えば、金属のナノ粒子にアルカリ水溶液を滴下することによる凝集や、臭化物イオンを触媒として金属塩とカルボン酸を反応させるベロウソフ・ジャボチンスキー反応(BZ反応)は、短時間で色変化が起こります。 今回、新製品の紫外可視分光光度計UV-1900i Plusの超高速スキャンモード(スキャン速度は約29,000 nm/min)を利用して、金ナノ粒子にアルカリ水溶液を滴下した際の変化や、BZ反応による短時間での変化を測定しましたのでご紹介します。

2025.02.04

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