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ユーザーベネフィット

- Al、Mg、Si、Ca、Feの定量マッピングで、焼結鉱の鉱物組織を調べることができます。 - 炉内温度による還元反応の違いにおいて、カルシウムフェライト相の組成の研究に役立ちます。 - O、Feの定量マッピングによる相解析で、酸化鉄の種類に関する研究に役立ちます。

はじめに

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、二酸化炭素(CO2)排出量の削減が進められています。水素還元製鉄は、コークス(C)の代わりに水素(H2)を用いて鉄鉱石を還元し、水(H2O)を発生させて、CO2を削減する方法です。また、高炉における水素を用いた水素還元技術(COURSE50)では、10%以上のCO2削減を目指して、コークスによる直接還元より吸熱反応の小さい水素還元を促進することで、熱量を低減すると共に原料の反応性条件を最適化し、還元能力を再生したガスを循環利用する研究が進められています。また、更に大量の水素を高炉に投入する、Super COURSE50の開発も始まっています。 今回、電子線マイクロアナライザEPMA (EPMA-8050G)を使用した水素還元後の焼結鉱の分析例をご紹介します。

2025.01.28

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