SEMサーボパルサを使用した炭素繊維強化プラスチックの疲労試験

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ユーザーベネフィット

- SEMサーボパルサを使用することで、炭素繊維強化プラスチックの3点曲げ疲労試験を実施することが可能です。 - SEMサーボパルサを使用することで、疲労き裂の観察が可能です。 - Servo Controller 4830により高精度の動的制御が可能です。

はじめに

炭素繊維強化プラスチック(CarbonFiberReinforcedPlastic:CFRP)は、比強度・比剛性が高い材料として知られており、輸送機分野をはじめ様々な業界で使用されています。CFRPを構造材料として使用していくためには、長期信頼性や耐久性の観点から、構造物の主な破壊の原因である疲労について適切に評価する必要があります。特にCFRPは炭素繊維とマトリックス樹脂の2種類の材料から構成され、マトリックスクラック、層間剝離、繊維破断等様々な破壊が作用する複雑な挙動を示します。 今回は、卓上型動的・疲労試験機サーボパルサEHF-Lを用いてCFRPの曲げ疲労試験を実施しました。また、走査電子顕微鏡つき高温疲労試験機SEMサーボパルサを使用して、疲労試験中のき裂進展の様子を観察しました。

2024.09.03