EluNAを用いた芽胞からのDNA抽出と プラスミドを用いた回収率評価

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ユーザーベネフィット

- 抽出作業の自動化により短時間で容易にDNAを抽出できます。 - DNA抽出工程は閉鎖系であるため、試料の暴露リスクを最小限に抑えることができます。 - 芽胞から効率的にDNA抽出ができます。

はじめに

遺伝子解析は医学、法科学、農業など、多岐にわたる分野で行われています。感染症分野においては、病原体由来のDNAまたはRNAを特異的に検出することで感染した病原体を特定できます。法科学の分野では、生体由来の試料(血液や毛髪など)から検出されたDNA情報が犯人特定の証拠として利用されます。また、農業の分野では、農作物や家畜から有用な個体を選別する目的等で遺伝子解析が行われます。このような遺伝子解析を行う場合、通常は前処理として、生体組織などの試料から核酸(DNAやRNA)を抽出する必要があります。 核酸抽出システムEluNAは、装置本体と専用の試薬キット(磁気ビーズ入り細胞溶解液と抽出カラム)で構成されています。本システムを用いることで、約2分の前処理操作のみで、試料からのDNA抽出が自動で行われます。また、DNAの抽出工程は1本のカラムの中で完結するため、感染性の疑いのある試料を取り扱う場合でも作業者への暴露の危険性を低減することができます。 本アプリケーションでは、核酸抽出システムEluNAと全血用試薬キットを芽胞からのDNA抽出に適用し、プラスミドを用いて回収率を評価した事例を紹介します。

2024.08.27

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