汚染土壌中の有害元素分析 ー土壌汚染対策法、JIS K 0470ー

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ユーザーベネフィット

- 簡便な前処理で、土壌の分析ができます。 - 高出力のX線管球の搭載により、検出下限が向上しました。特に、Cdなどの重金属の検出下限が大幅に向上しています。 - 土壌汚染対策法やJIS K 0470に挙げられる有害重金属のスクリーニング分析が可能です。

はじめに

土壌中の有害元素の分析は、環境汚染防止、農作物の安全性確保、人への健康被害防止などの観点から重要です。土壌汚染防止のための法令として、平成14年に制定された汚染土壌対策法が挙げられます。また、JIS K 0470『土砂類中の全ひ素及び全鉛の定量-エネルギー分散方式蛍光X線分析法』では、工場敷地などで実施される、土砂類中のヒ素、鉛の簡便かつ迅速な定量方法について定めています。 エネルギー分散型蛍光X線分析装置(EDX) ALTRACEは、簡便な前処理で土壌中の有害元素の分析を行うことができます。X線管球の出力増加により、従来のEDXでは分析が難しかったカドミウムなどの重金属の検出下限が大幅に向上しました。 本アプリケーションニュースでは、土壌汚染対策法で指定された第二種特定有害物質(重金属等)のうち、カドミウム(Cd)、鉛(Pb)、水銀(Hg)、ヒ素(As)、セレン(Se)、クロム(Cr)について分析した例を紹介します。

2024.08.27

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