超音波光探傷装置によるフィルムが貼られた金属板表面の不良検出

ユーザーベネフィット

－フィルムを剥がすことなく母材表面の欠陥や剥離などを非破壊で観察することができます。 －欠陥箇所を画像で観察ができ、作業者による検出精度のばらつきを防ぐことができます。 －広い範囲を一度で検査することによって、作業効率を上げることができます。

はじめに

自動車部品や電化製品に限らず、玩具など表面に装飾や安全のためにフィルムなどが貼り付けられているものがあります。フィルムなどが貼られた状態では素材表面の状態が分からないため、貼り付け不良などの欠陥や使用中にフィルムの剥がれなどが発生することがあります。このような場合、フィルムを剥がして確認する必要がありますが、再度の貼り付け作業が必要になります。そのため、非破壊で母材表面の状態を確認することができれば、品質の安定や作業効率の向上に非常に有効な手段となります。今回は超音波光探傷装置MIV-Xを使用したフィルム下の金属欠陥の観察実例を紹介します。

2024.08.21