バイオディーゼル燃料混合軽油中の脂肪酸メチルエステル、トリグリセリドの分析

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ユーザーベネフィット

- 順相モードに適した未修飾シリカカラム”Shim-packTMGIS SIL”を用いることで、軽油中の脂肪酸メチルエステル、トリグリセリドを経済産業省告示法第七十八号(平成19年3月31日)に準拠して、分析できます。 - 温調機能に優れたRID-20Aを利用することでベースラインが安定し、高感度分析が可能です。

はじめに

近年、自動車燃料の環境への負荷低減のため、バイオマス(生物資源)由来の物質を燃料として利用する取り組みが行なわれています。なかでも、食用油などをメチルエステル化した脂肪酸メチルエステル(FAME)はバイオディーゼル燃料(BDF)として注目されています。このBDFは軽油と混合されて(BDF混合軽油)、一般のディーゼル車に使用されます。軽油およびBDF混合軽油の品質安定性等を確保するために、揮発油等の品質の確保等に関する法律(以下、品確法)が定められています1)。 品確法では、軽油の品質が強制規格に適合することの確認義務が課されています。各項目の定量分析方法については、経済産業省告示法第七十八号(平成19年3月31日)(以下、告示法)に定められており、FAMEおよびトリグリセリドの含有量の測定はHPLC法が用いられます2)。ここでは、告示法に基づいて軽油およびBDF混合軽油中のFAMEおよびトリグリセリドを分析した例をご紹介します。

2024.07.09

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