トリプル四重極型LC/MS/MSを用いた水道水中PFOA、PFHxS、PFOSの高精度分析

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ユーザーベネフィット

-PFOA、PFOS、PFHxSを水質管理目標値の1/10以下の濃度(検水濃度:0.2 ng/L)まで定量可能です。 -CoreSpray技術の搭載により安定性・信頼性が向上したLCMS-8050RXを使用することで、水道水中の添加回収試験 (検水濃度:1 ng/L)において良好な回収率と併行精度で定量が可能です。

はじめに

ペルフルオロオクタン酸(PFOA)、ペルフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)は有機フッ素化合物の一種で、撥水剤や防水材、界面活性剤など幅広い用途で使用されています。一方で化学的に安定であり、環境中で蓄積しやすいため体内への残存による健康被害が懸念されています。日本国内の水道水では、PFOAおよびPFOSが水質管理目標設定項目に、PFHxSが要検討項目として定められています。 本稿では、水質管理目標設定項目の検査方法(目標31)1)を参考にして1000倍濃縮した水道水中のPFOA、PFOS、PFHxSを分析した結果をご紹介します。

2024.05.28

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