DSC-60 Plusシリーズ
ゴム製Oリングの熱特性評価
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ユーザーベネフィット
－ DSC-60 Plusは本体に内蔵されている冷媒槽に液体窒素を注ぐことで-140 ℃までの測定が可能です。 － DTG-60はゴムの耐熱性評価と成分の定量を同時に行うことができます。 － TMA-60は10 mNという小さな圧縮荷重でも安定した線膨張率測定が可能です。
はじめに
気体や液体の運搬、貯蔵に用いられる配管や容器は、漏れを防ぐために高い密閉性が求められます。特に継手の部分は漏れが生じやすく、密閉性を向上させるためにOリングなどのゴム製のシール材が多く用いられます。ゴムは種類によって使用できる温度範囲や耐圧性、耐候性などの特性が異なることから、目的や使用する環境に適した材質のシール材を選ぶ必要があります。本稿では、材質の異なる4種のゴム製OリングをDSCとTG-DTA、TMAで測定し、熱特性を総合的に評価した事例を紹介します。
2023.10.24
