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ユーザーベネフィット

- Servo Controller 4830により高精度の動的制御が可能です。 - サーボパルサシリーズを用いて、人工関節材料の疲労強度評価が可能です。 - CSVファイルに記録した負荷波形データをもとに、試験片に負荷を加えることができます。

はじめに

人工関節は日常生活の中で繰り返し加わる負荷に対する耐久性が求められ、疲労試験により評価されてきました。疲労試験では試験片に正弦波波形の試験力や変位を加えるのが一般的です。しかし、足関節には人間の歩行時に発生する複雑な圧縮負荷がかかります。そのため、この歩行時の試験力を試験片に与えることで、実際の用途に即した疲労強度評価が可能となります。 本稿では、人間の歩行時に足関節にかかる試験力を実際に試験片に負荷した事例をご紹介します。最初に、トヨタテクニカルディベロップメント株式会社製の小型テレメータシステム「TM5135」を用いて、歩行時のひずみデータを測定し、試験力波形を生成しました。次に、生成した試験力波形を疲労試験機に取り込み、人工足関節材料として用いられるポリエチレン角材(23.5×23.5×12 mm)に試験力を負荷しました。

2023.06.27

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