トリプル四重極質量分析計を用いた陰イオン界面活性剤の直接注入分析

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ユーザーベネフィット

- 水質基準項目に定められている陰イオン界面活性剤が1サイクル9分で分析可能です。 - 水質基準値(0.2 mg/L)の1/20以下の濃度を検出することができます。 - 水道水中の陰イオン界面活性剤を良好な再現性、回収率で分析可能です。

はじめに

陰イオン界面活性剤は、水溶液中でイオン解離しアニオン部分が界面活性を示す物質です。その中でも直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)のうち炭素鎖が10から14のものは、「水質基準に関連する省令」の中で水質基準項目に指定されており1)、基準値として5成分の総和が0.2mg/L以下と定められています。LASの測定方法としては、固相抽出‐高速液体クロマトグラフ法が定められていましたが1)、2023年4月の改正で液体クロマトグラフー質量分析法が新たに追加されました。 今回のアプリケーションニュースでは、2023年4月に改正された「水質基準に関する省令の規定に基づき厚生労働大臣が定める方法」に従い、LAS(C10~C14)についてLCMS-8050を用いて分析した事例をご紹介いたします。

2023.04.03

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