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ユーザーベネフィット

- 一度の昇温法試験により、軟化温度、流出開始温度やオフセット法温度などの特性値の算出が可能です。 - 粉末試料はプレス成型し、少量の試料で効率良く測定することが可能です。

はじめに

トナーは5μm程度の大きさの粉末で、レーザープリンタ印刷機やコピー機に使われます。印刷は次のようなプロセスで行われます。まず、通常4色に色分解された4つのイメージをそれぞれ異なる感光体に露光し、現像します。現像された4色のトナー像は転写ベルトに転写した後、紙に一括転写します。最後に熱と圧力によってトナーを紙に定着させることにより、カラープリントが完成します1)。4色のトナーの溶ける温度や溶融粘度が異なると、にじみや定着不良が起こり、印刷品質の低下が起こります。これを避けるためにも、トナーの流動に関する特性温度は、4色のトナーとも同様である必要があります。 本稿では、4色のトナーについて流動特性を測定した例を紹介します。

2023.03.22

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