MCTシリーズ
常温・加温環境でのトナーの圧縮試験
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ユーザーベネフィット
- JIS Z 8844に沿った圧縮試験が可能です。 - 明確な圧壊挙動を示さない粒子の場合、変形強度を取得する事が可能です。 - 常温だけでなく、加温環境での圧縮試験が可能です。
はじめに
プリンターやコピー機で使われているトナーは、主に色材を付着させた樹脂で出来ており、加熱、加圧により融解して紙に定着することで、印刷を可能にします。トナーを用いるレーザープリンターは高速、高品質、劣化しにくいという利点があります。一方、トナー溶融時のエネルギーの消費が大きく、環境への負担が大きいことが課題となっています。そこで、低エネルギーでの溶融が可能であるトナーの開発が注目されています。 微小圧縮試験機MCTは、微小粒子の破壊強度や変形強度を得ることにより、トナーの強度を評価できます。また、高温システムを付加すると試料を加温できるため、実温度環境での試験が可能です。本報では、常温(25 ℃)、加温環境(50 ℃)でトナーを圧縮試験した事例を紹介します。
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一部の製品は新しいモデルにアップデートされている場合があります。