iMScopeTM QTによるマメ科発芽種子における グルタミン酸脱炭酸酵素活性局在の可視化

はじめに

生体内の酵素反応を検出するには、一般的に基質と酵素を反応させた後、得られた反応生成物をさらに呈色反応させ、吸光度などを測定することが一般的です。既存の手法では、基質と酵素の一次反応および呈色させる二次反応が必要となります。新たな手法では、さらにこれを組織表面上で行うことにより、酵素活性局在の可視化が可能となります。本報告では、高い空間分解能で質量分析イメージングが可能なiMScope QTを新しい酵素組織化学に適用しました。