ISO 18203(JIS G 0559)に準拠した焼入れねじ軸のビッカース硬さ測定

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ユーザーベネフィット

- ISO 18203(JIS G 0559、JIS G 0557)に準拠した硬化層深さ測定、JIS G 0562に準拠した窒化層深さ測定が可能です。 - パターン設定の使用で測定位置の設定が容易になり、効率的な作業が可能です。 - エッジ検出機能、ステージビューワ機能により、複雑な形状の試料でも任意の測定箇所で測定することが可能です。

はじめに

鉄鋼材料は硬度、靭性などの物性値の向上を目的として表面に焼入れ処理を行います。焼入れ処理とは鋼を変態点以上に熱したあと急冷させることで内部の結晶構造を変化させる熱処理のことです。この処理により硬度が変化した材料表面からの距離を硬化層といいます。測定する際にはビッカース硬さなどが用いられます。 ねじ軸はその用途から強度が求められる部材です。よって焼入れ処理を行うことがありますが、その処理がうまくできているかを確認する必要があります。 ここでは、マイクロビッカース硬度計HMV-G31-FAを用いてISO 18203(JIS G 0559)に準拠した焼入れねじ軸のビッカース硬さ測定を行い、硬化層深さを効率的に確認した例をご紹介します。

2023.05.15

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