
石油化学
レーザ回折式粒度分布測定装置の特長の一つとして,液中・気中いずれの粒子でも測定可能なことが挙げられます。その特長を生かしたシステムの一つとして,試料を空気中に分散して測定を行う「乾式測定システム」があります。 従来は,ターンテーブル上の溝に充填された試料を吸引口から吸い上げ,エジェクタを通して分散し測定室に送りこんで測定するという方式が主流でした。しかし,この方式では少量試料での測定には対応しづらいという問題がありました。 今回ご紹介するシステムは,ターンテーブルを使用せずに,少量の試料で測定できるよう考案されたワンショットシステムです。
2021.03.28