SALD-2300
二次電池の負極材(カーボンブラック)を評価
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はじめに
カーボンブラックは⼯業的に粒⼦径を制御して製造された炭素の粒⼦であり、その⼤きさは500nm以下とかなり⼩さい。⽤途は、タイヤ等のゴム製品の補強材、塗料、着⾊顔料、コピー機のトナー、導電性付与剤 、磁気記録媒体、化粧品のマスカラやアイライナーへの添加材 、⾷品着⾊料など多様です。 現在最も注⽬されている⽤途の⼀つが、⼆次電池の負極材です。この場合、カーボンブラックの粒⼦径および粒⼦径分布は電極特性や最終製品の品質および歩留まりに⼤きく影響します。この歩留まりを改善するために原材料のカーボンブラックに関して緻密な品質管理が求められています。最も重要な品質管理項⽬の⼀つが粒⼦径分布ですが、粒⼦が⼩さいために微弱な散乱光しか得られず、カーボンブラックは光学的に粒⼦径分布を測定することが困難なサンプルの⼀つです。 SALD-2300では、微弱な散乱光を⾼感度に検出できるため、カーボンブラックのように光を吸収し やすいサンプルでも正確に測定できます。
2012.05.08
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