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はじめに

天然水を原水とするミネラルウォーターは,現在様々なものが市販されていますが,それらは取水する場所でミネラル等の成分に差があります。その差を調べるため今回紫外可視近赤外分光光度計を用いて吸収スペクトルの測定を行いました。ミネラルウォーターは透明であり可視領域では吸収スペクトルに差が見られないため,今回は紫外と近赤外の領域を調べました。 また近年,多成分の同時定量にケモメトリックスがよく用いられています。その有効性を示す例としてケモメトリックスの定量手法の一つである重回帰法を適用して市販のミネラルウォーターの混合比を求めましたので報告致します。

2010.09.07