
環境
紫外可視分光法は,日本薬局方や Restriction of HazardousSubstances(RoHS)など様々な規格/規制に利用されています。その中でも溶液の定量測定(濃度測定)は紫外可視分光光度計で簡便にかつ正確に測定できることが知られています。今日の定量測定では,微量成分の測定や高濃度の試料を希釈することなく測定といった要望があります。定量下限値や検量線の直線性には,装置の仕様である迷光や測光繰り返し精度といった項目が寄与してきます。 今回開発した紫外可視分光光度計 UV-1850 では,自社製“ ローレライグレード ” 回折格子を搭載することで,低迷光かつ高い測光繰り返し精度を実現しました。 UV-1850 を用いてカフェイン水溶液と酢酸水溶液の測定を行い,定量下限値と検量線の直線性を確認しましたのでご紹介します。
2016.04.18