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はじめに

二酸化チタン(TiO2)は有用な光触媒作用を持ち,抗菌製品や顔料,化粧品等に広く用いられています。二酸化チタンの物性研究においては,基本的な物性量であるバンドギャップ(禁制帯幅)の測定がよく行われます。アプリケーションニュース A428「化合物半導体のバンドギャップ測定」では化合物半導体のバンドギャップ測定とその計算方法を解説しましたが,行った計算は複雑で時間のかかるものでした。そこで,計算の困難を解消するため,バンドギャップ計算を簡便に行うことができるソフトウェア「バンドギャップ計算エクセルマクロ」1)を開発しました。今回は,同ソフトウェアを使用し,紫外可視分光光度計 UV-2600 で測定した二酸化チタンの拡散反射スペクトルを用いてそのバンドギャップを計算しましたのでご紹介します。

2020.10.06

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