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はじめに

蛍光物質は固有の波長の光を吸収し、それよりも長い波長の光を蛍光として放出します。蛍光物質が吸収した光子数と蛍光として放出した光子数の比は、蛍光量子収率あるいは蛍光量子効率と呼ばれます。これを求める方法として相対法と絶対法の二つがあります。相対法は既知の標準蛍光物質と比較して相対的に計算する方法です。絶対法は積分球を用いて蛍光物質の蛍光スペクトルから直接計算する方法で、測定対象の蛍光物質のみで求められるので、相対法よりも容易な方法です。本稿では、RF-6000を用いて蛍光量子効率を求める方法を紹介します。

2015.08.30

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