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はじめに

微分スペクトル法は吸収ピークがわずかな波長差で重なっている場合に吸収の確認、シャープなピークに隠れた弱い吸収ピークの確認、ブロードな吸収スペクトルの吸収極大波長の確認などができることからピークの確認に非常によく用いられています。この微分値と濃度の間には直線性が成立するためバックグラウンド吸収の存在する場合でも容易に定量分析ができる分析法です。 今回、紫外可視分光光度計で微分スペクトルを用いた測定を行いましたのでご紹介します。

2005.04.28